9月半ばってこんなに暑いものだろうか
今日の日中の気温は35℃
長者地区に着き、棚田が見渡せるポイントへ移動
コンクリートで覆われた山の斜面の水抜き穴から芽吹いた彼岸花が咲いています
逞しい
樹齢約1200年と言われる大銀杏の広がる枝に葉が生い茂り
向こうのだんだん畑が隠れてしまう
下へ移動して道路を下り見上げてみる
仁淀川町の棚田景観は、マチュピチュの遺跡を凌駕するものであろう。下の写真は長者地区だが、この石垣棚田の中にかつては映画館やパチンコ店が並ぶ繁華街があった。棚田博士こと中島元早稲田大学教授は、「他に類を見ない見事な景観」として、同氏著『日本の棚田』のカバーグラビアを飾っている。また、文化財担当の学芸員も「高知城の石垣よりも価値がある」と評したという。造ったのは集落の農民である。彼ら一人ひとりが川や山から石を運び、何百年とかけて造り上げてきた生きるための資産。この棚田が何万人という人の命を養ってきた。
城やピラミッドとは次元の異なる先人の遺産でもある。
コンクリートの寿命は100年もないが、こうした石垣は何百年の風雨に耐えて、歳月のみが醸し出す抒情美にあふれている。人間の技術の奥深さを思わずにはいられない。
農林水産省 中国四国農政局 高瀬農地保全事業所 『展開集落の煌めき』より引用
今ではちょっと想像がつかないけど
長者地区はとても賑やかな繁華街が棚田の中にあったそうです
次第に住む人が少なくなり高齢化も進み
棚田も荒れ放題になっていたそうです
いまでは、地元有志の皆さんや会員さん達で作る「だんだんくらぶ」さんがこの棚田を守ろうと活動されています
だんだんの里では春のコイノボリに七夕、キャンドルナイトなどのイベントを行い
美しい景観を保つために草刈りはもちろん 保育園や小学校のお子さんたちと一緒にお米やお野菜を作ったり
大銀杏に見守られながら棚田と共に生活が営まれています
ここにも豊かな水の恵みがあります
仁淀川の支流の長者川
ここより6km下流で本流の仁淀川に合流します
この場所はだんだんの里より国道439号を北へ4kmほどの川渡(かわど)
長者川には鮎を狙う釣り人の姿をよく見かけます
車を停めて 橋の上から撮ろうかなぁと歩いていたら
前方にお茶目なおじ様(・∀・)
なるほど ここから眺める長者川も絶景です
風がなんとも気持ちがいい!
橋の向こうに見えるのは五所神社
神社を右手に進むと滝があるんだそうです
らくらくホンで撮った滝の写真を見せていただきながら教えてくださいました
ここは仲良しな地元のおじ様方の憩いの場所でありました
仁淀川町は広くて探検し甲斐のある場所です
「ちょっと教えてほしいなぁ」「これって何かな?」とか思ったら町の皆さんにお声を掛けてみてください
きっと旅がもっと楽しくなり仁淀川町をもっと好きになっていただけると思います
小野
農家レストラン だんだんの里だんだんの棚田風景を見ながら癒しの時間
基本情報
直近の3件