仁淀川町は牧野富太郎博士の裏庭 ~牧野博士と大倉先生~

春に県立牧野植物園で開催された「牧野富太郎生誕160年特別企画展」での展示に博士が植物採集に訪れた所縁の地のマップがありました。

各地でのエピソードが添えられおり、仁淀川町にはこう書かれていました。

 

「名野川の医者大倉游仙と中津渓谷であめご釣りに行き雷がすぐ近くに落ち逃げ帰る」

 

このお話をご存知でしょうか?

後に、牧野博士が大倉游仙先生のお孫さんと出会われた時に土佐の思い出を語った記録があります。

 

“私が名野川へ行くと、その日はお医者を休業、一日中私につきまわって植物の勉強をした。

その当時の薬と言えば、草根木皮のたぐいであったから、その日原料になる薬草を知るのが目的?

私が名野川へ行ったのは、たしか明治17年頃であった。遅越を超えて名野川渡へ下りて、猿橋のたもとへかかった時、

「こんにちは、牧野さんですか。私は大倉遊仙と言います。あなたが来られると知ってお待ちしよりました。

おかまいなかったらお供させてもらいとうて。道案内はしますけに。」

「それは願うてもないこと」”

 

この時が遊仙先生との初めて出会いでした。

国道33号の南側、中津川にかかる「猿橋」

 

そして、二人の親交の深さが分かるエピソードのあめご釣りのお話へと続きます。

 

昔から大蛇がいると恐れ、近寄る者もない北川のお釜で釣りをしようと遊仙先生に誘われアメゴ釣りに出掛けました。

大物を期待し薄暗いゴーゴー唸るお釜めがけて網を投げるが一匹もかからず、とれたツガニ10匹を持って、帰り支度をしていると、

急に暗雲が流れ込み物凄い稲光と同時に雷が火柱になって松の木に。

“『水神様よ、わるさをした游仙を許して下されー。ツガニは全部もどしますけに。』

ドボーン”と、もとの滝壺に戻しました。

 

牧野博士に、このお話をされた游仙先生のお孫さんにあたる大倉幸也先生は、博士に常に連絡を取り、植物採集の指導を受けていました。

博士晩年には、毎年出向いて直接話を聞き、博士が希望される植物を採集してお送りするなど、思い出深い土佐の植物の研究を続ける支えとなりました。

 

[参考資料] 高知県科学教育研究会 発行『大倉幸也先生』

※” ”内は原文を引用

 

 

牧野富太郎生誕160年特別企画展 牧野富太郎展〜博⼠の横顔〜 
7月23日~11月27日 越知町横倉山自然の森博物館でも開催されます。

まだご覧になられていない皆さまは是非ご覧いただき、牧野博士を身近に感じていただきたいです。

 

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