今回は毎年10月1日に行われる特別なイベントをご紹介します。
仁淀川町竹ノ谷地区にある養花院では例年、県内外から参拝に来られる「御開帳祈祷法会」が行われています。
「御開帳祈祷法会」では、年に一度の御開帳の日に御本尊様(菩薩坐像)へのご挨拶と皆様の幸せを願うご祈祷の法要をします。
養花院の御開帳の見どころはやはり、歴史あるお仏像です。
約1200年前に制作られたこの菩薩坐像は、高知県内に現存する木造仏としては最古のものであり、国の重要文化財に指定されています。
菩薩坐像の材質はサクラ材と考えられており、頭飾や衣の透かし部まで共木で表現するなど、8世紀木彫像の名品としていわれています。
至近距離で繊細で緻密な彫刻技術が見られる機会はなかなかないので、じっくりと堪能できます。
養花院の御開帳は10:00の法要から始まります。
複数名の僧侶で行われる大般若経の経本を転読する姿は、荘厳(そうごん)で迫力があります。
10:00の法要に参加した人だけが味わえる特別な体験。
迫力ある音や光景を目と耳で感じられる臨場感は、現地に行かなければ得られないものです。
法要終了後、開門となり菩薩様への参拝が始まります。
※ご祈祷されたお札は受付で購入いただけます。
普段は見れない大般若経の経本を転読する姿和尚様たち。
近くの保育園に通う園児が見に来ることもあり、和尚様が直接話をする事も。
もちろん、参拝者も和尚様にお願いをしたら、説明を受けることができます。
詳しい内容を知るだけでも見え方がかわってくるので、和尚様から直接話が聞けるなんて贅沢なことですね。
あまり知られてはいませんが、養花院でも実はやっている御朱印。
御朱印は参拝の記念であり、社寺とのご縁の結ぶ大切な証。
手にするたびにその意味を感じます。
社寺の特徴が出る御朱印は、有名な社寺などでは社寺名が大きく書かれていることが多いのですが、養花院は菩薩坐像が大きく書かれており、御朱印からも菩薩坐像を大切にされていることが伝わってきます。
今回、特別に御朱印記帳を間近で撮影させていただきました。
スタッフの方を見ているとみんな同じTシャツを着ている…?
可愛らしいデザインのTシャツが気になったので聞いてみると
妙心寺本山にある大雄院の有名な御朱印を書かれている和尚様のデザインしているTシャツだそう。
色味も仁淀ブルーにちなんで淡い水色。旅の記念に。
養花院にて1着2,000円で販売中。
参拝後は毛氈が敷かれた茶席で仁淀川町の池川茶とそのお茶を使った「池川茶園」のスイーツをいただけます。
池川茶といえば高知県茶品評会で最優秀賞を受賞されたことがあるほどの名品です。
そして、養花院は高台にあるため仁淀川町の池川地区を見渡すことができるほど絶景。
眼下に仁淀ブルーものぞめます。
素晴らしいロケーションでいただく上品な池川茶にお菓子はなんとも優雅なひとときです。
時を忘れる贅沢時間
さて今度はどこに行こうかなと早くも次回に思いをはせるNiyodogirlでした。
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2024年10月1日(火)の御開帳の様子
法要時の転読の様子。
拝観後、茶席にて。
清流亭つばさによる落語(代書、ちりとてちん)
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寺院名:臨済宗 妙心寺派 養花院
住所:高知県吾川郡仁淀川町竹ノ谷1088
TEL:0889-34-3075
営業時間:
基本的には9:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:あり
1 | 火 | 聖観音菩薩御開帳祈祷法会 |
2 | 水 | |
3 | 木 | |
4 | 金 | |
5 | 土 | 山茶小屋施設開放デー |
6 | 日 | 玄蕃祭り |
7 | 月 | |
8 | 火 | |
9 | 水 | |
10 | 木 | |
11 | 金 | |
12 | 土 | |
13 | 日 | |
14 | 月 | |
15 | 火 | |
16 | 水 | |
17 | 木 | |
18 | 金 | |
19 | 土 | 星ヶ窪まつり |
20 | 日 | 池川運動会仁淀川町・町政施行20周年記念・プレ音楽祭秋の陣 in愛宕山 |
21 | 月 | |
22 | 火 | |
23 | 水 | |
24 | 木 | |
25 | 金 | |
26 | 土 | 第14回 仁淀川一斉清掃 |
27 | 日 | 1日でめぐる遍路旅 お砂踏み法会第13回スポーツフェスティバルカローリング大会 |
28 | 月 | |
29 | 火 | あったか高知。秋のおもてなし一斉清掃 |
30 | 水 | |
31 | 木 |