7月3日
仁淀ブルー観光協議会主催の『仁淀ブルー研修会「さかわ・酒ぶら上町歩き編」』が行われました
土佐市、いの町、越知町、日高村そして私たち仁淀川町から自治体や観光協会のメンバーが集まりました
仁淀川（によどがわ）は、愛媛県・高知県を流れる一級河川で、愛媛県内では面河川（おもごがわ）と呼ばれる、流域面積1,560km²、流路延長124kmととても大きな川です
今回、仁淀川が流れる市町村が集まり、広く観光資源を知ることでお客様へのご案内に役立てたい。スキルアップをしたいと思う意識の高い方が参加されていたように感じます
ご案内していただくのはNPO法人佐川くろがねの会のみなさん
コロナウィルス感染が広がり、活動を休止されていて、この日が久しぶりのガイドをされるそうです。
フェイスシールドを付けて万全の対策でガイドをしていただきます
集合場所の地場産センターで、スクリーンを使ってまず佐川町の沿革のご説明
山内家の家老であった深尾氏のお膝元であるここ佐川町は文教の町として古い町並みが保存されています
一番の見どころはこの長ーい白壁
雨に強い土佐漆喰の建物は
司牡丹一号蔵
江戸の頃は木の樽だったものを現在の樽に切り替える為、荷重に耐える為にコンクリート基礎にする必要があったそうです
白壁と石積みの間にはコンクリートの基礎が打たれています
想像が出来ませんが、建物を一斉にジャッキアップして基礎を打ったそうです
そしてこちらは竹村家住宅
国指定重要文化財で江戸時代より造り酒屋として栄えた商家
中に入ると広い土間
広い空間を支える大きな松の木の大黒柱
この店舗部分は1780年頃の建築といわれています
長い年月を経て、大黒柱の下側はヒノキの材で補修されていました
こちらが住居部分
壁は和紙に金粉をあしらったもの
壁はなんとピンク！
こちらも建築当時のものだそうです
とても細部まで凝った造りでおしゃれ心がうかがえます
恐ろしく広すぎるお屋敷です
この座敷部は1838年の建築といわれています
次に向かったのは旧竹村呉服店の「キリン館」
一階はステキな雑貨が並ぶお店ですが、特別に２階を案内していただきました
ピンボケしておりますが、隠し扉のような戸には９羽の雀
昔、「９」は縁起の良い数字とされていたそうです
小さな戸袋に描かれた墨絵は「岸岳（がんたい）」作
正直なところ全然よく分からないのですが
お宝探偵団に出せば途轍もないお値段が付くのでは？と言われていました
取手には家紋
釘隠しなどにもこの家紋の鋳物が使われていました
限られた時間でコースを回らねばならないのが少し残念
そんな気持ちが「次はゆっくり来よう！」という気分を盛り立てる
佐川町のリピータづくりの策なのかもしれません
足早に司牡丹の前を通過
大きな杉玉があります
杉玉の色が変わるのを見ることでお酒の仕上がり時期の目安にしているそうです
街並みを歩きながら
この石積みが亀甲積みという大きな力に耐える積み方であると聞きました
この街並みの建物の石積みは全部といっていいくらい亀甲積です
金峯神社に向かう長~い階段
こっちへ進むんじゃなくってホッとしました
向かったのは「青源寺」
門をくぐるとびっくりするほど広い
お庭の手入れも行き届いています
佐川町は雨の日にゆっくり過ごせる場所が沢山あり羨ましく感じます
このあと、ここから少し歩いた場所にある青山文庫で学芸員の方にご案内していただきました
その後、佐川町観光協会のある旧浜口家住宅へ立ち寄り
そして「ギャラリーほてい」
ほんとは日本酒の試飲ができるのですが・・・勤務中ですので断念(;^_^A
最後に牧野富太郎ふるさと館と盛りだくさんのコースでした
今回の町歩きの情報はコチラ
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みなさんもゆっくり仁淀川流域を楽しんでください
そしてお泊りは是非！仁淀川町へ！
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小野
