仁淀川町観光協会から約1時間
鳥形山森林植物公園を目指します
鳥形山について
”日本屈指の石灰石鉱山として知られる鳥形山は、その昔、鳥が翼を広げたように見えることからこう呼ばれ、大野勇著「故山帖」には、太古の大津波の時、波の上に鳥の形をした山だけが残って見えたという伝承が書き残されています。藩政時代は土佐藩の御留山(おとめやま)として木の伐採は固く禁じられ、明治以降も天然林の生い茂る豊かな山容が保たれていました。
この山が石灰石鉱山としての歩みを始めたのは昭和46年のことです。良質な石灰岩を含む秩父古生層の石灰山で、日鉄鉱業により年間1,400万トン余りの採掘が行なわれ、露天掘り日本一の産出量を誇っています。開発前に1,459mあった標高は、長年の採掘によって約200m低くなりました。” ― 仁淀町HP ―
“鳥形山石灰開発(抜粋)
鳥形山は天狗高原を経て大野ヶ原に至る四国カルストの一翼で、県立自然公園に属していたが、開発に伴い、県立公園の指定を解除した。鳥形山は高山植物の宝庫で、これらの自然が失われることは、一般からも惜しまれていたが、開発によって村の発展が期されるためには、やむを得ないことであった。“ ― 仁淀村村史 ―
事務所を出て20分
長者方面にひたすら進み
⇩ここの分岐を左を上ります
看板があまり大きくないので、車を走らせていると見逃しがちですが、あまりスピードを出さずに進んでください
因みに私達は行き過ぎて、Uターンして戻って上りました(;^_^A
この分岐から約25分で鳥形山森林植物公園に到着
山々を見下ろすように一望できる素晴らしい場所です
この日訪れた一番の目的は、お客様がこの場所にスムーズに来ることが出来るのかと現地の遊歩道の現状確認の現地調査です
遊歩道の案内看板
遊歩道入り口
ここに来られた方が次の方へと杖変わりの枝を置いています
旧村名の注意喚起の看板が残っています
マップ左側の林内歩道を進み山頂展望台を目指します
さっそく見たことのない花発見
お花好きの方なら ○○だ!とすぐお分かりになるのでしょうが・・・
お恥ずかしい調べても分からない
これは多分「アオマムシグサ」
葉っぱの上に花を咲かせているように見える「ハナイカダ」
この花も分からない
ご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいm(_ _ )m
遊歩道はかなり急こう配
喋りながら歩くと息が上がってしまいます
歩き進むと
なんともお茶目な神社が登場!「鳥山神社」です
すぐ側の展望台への階段を上がると
絶景~~~!!
▶を押したら動画が再生されます
昔は1,459mあった鳥形山 今でも十分高い
ここから360度のパノラマが望めます
展望台周辺にはヤマボウシがたくさん咲いていました
植物の名前がパパっと出るようになりたいなと思いますが
分からないものだらけで・・・修行がまだまだです
遊歩道内は数多くの草木や花が生息しており
きっと植物好きの方にはたまらない場所であるのは間違いないでしょう
あとは分かりやすい標識(特に分岐点)や美観を損ねない看板の設置が必要であることを強く感じました
今回はお客様よりいただいたお電話をきっかけに現状を再確認することが出来ました
来年は牧野富太郎博士生誕160年の年です
博士と縁のある鳥形山森林植物公園へも多くの方がいらっしゃるでしょう
少しづつではありますが、改善に向かうよう努めて参ります
小野
鳥形山森林植物公園登山道周辺は8haの公園として自然を保護。標高1,200mの駐車場から1,342mの展望台まで30分はどの初心者向けコース。
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